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妊娠している女性がクラミジアに感染すると胎児にも影響する

危険なウィルス

妊娠している女性がクラミジア感染症にかかっている時は、出産をするにあたって赤ちゃんに大きなリスクがあります。無治療のまま出産すると、赤ちゃんが産道を通る時に結膜炎・肺炎になる可能性があるからです。クラミジア感染症が完治しないまま出産することになった時は、産道を通ることがないように帝王切開をするようになっています。したがって妊娠した後の検査でも性感染症の検査が広く行われていて、大きなリスクを回避します。妊婦がクラミジアに感染していれば、流産・死産や早産の可能性が高まりますし、体重が出産の基準に満たないまま誕生することもあります。

クラミジア感染症は男女ともに無症状であることが多く、女性は特に8割以上が無症状なので無治療のまま放置されがちです。そうなれば目立つ症状がないまま、慢性感染の状態になり卵管炎・腹膜炎や子宮外妊娠を引き起こしやすくなります。卵管・腹膜などの骨盤内にも炎症が波及していくので、骨盤内に炎症を引き起こしているケースは1~4割にもわたっています。この原因の2割を、クラミジア感染症が占めていると推測されています。クラミジア感染を早期の段階で発見し治療をしておくことでトラブルを防ぐことができます。もちろん妊娠している母体にはいろいろな問題も出てきますが、胎児にも影響する因子が複数重なっていることもあれば、そうでない要因もあります。

クラミジア感染症は治療が可能な疾患で、完治もできます。症状が出にくい疾患なので、定期的な性感染症の検査を行うことにより、早期発見しやすいメリットもあります。陽性であっても治療をすれば、胎児に影響を与える妊娠を食い止めることができます。多くの女性は特に不安な点がない限り、婦人科に行って性病検査をすることがないとされています。仕事が忙しくて診療時間内に行くことができない場合や、陰部の問題は恥ずかしいので病院に行きにくいという理由があります。さらに症状の出にくいクラミジア感染症なので、病院に行ってまで検査をする必要性を感じていない人が多いことに問題があります。

クラミジア感染は子宮頸管や入口付近で起こることが多く、子宮の中にも炎症が広がっていき赤ちゃんを包んでいる膜に達すれば流産・早産の危険性が出てきます。子宮内では赤ちゃんにほとんど影響がないとされていますが、分娩する時に産道で感染すれば新生児結膜炎・咽頭炎や肺炎などが引き起こされリスクが大きいです。予防のために妊娠初期から妊娠30週までには子宮頸管に存在するクラミジア検査を行っています。クラミジアが陽性であれば抗生剤によって治療が行われますが、適切な治療を行うことでほぼ治癒するので安心です。

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